書評
パンクな主人公のあほらしく続く日々 卵の並び方に腹を立てて気絶してしまう主人公。 生活感は異様に出ているけど、生活しているのか よくわからない。 まず、作者の町田康の写真が偉く格好いい。久しぶりに無茶無茶笑った小説である。 やる気のない男の転がり回る人生が何とも味わい深い。前回のインディヴィジュアルプロジェクションなど芥川賞を取ってもいい感じの作品が最近多いような気がする。