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あのころのはてな

あのころのはてなを振り返る

あのころのはてなと言うサービスを作りました。略して「あのはて」です。たとえば、75日前のはてなのホットエントリーや3年前の今日のホットエントリーを手軽に楽しめるサイトです。はてなは過去記事のロードが遅くて、表示に時間がかかります。

最近のはてなのブックマークは、やれなんだかんだと騒がしいので、すでに何年も前のホットエントリーを読んで楽しんでます。

たとえば、今日の4年前、2008/05/31のはてなホットエントリーでは、若者は、10年間泥のように働けと言う10年ドロ論争をやっていたり、また、同じころ、10代のネット利用を追う“青少年ネット規制法”で目指すもの〜高市早苗・衆議院議員に聞くとかやっていた。特に青少年ネット規制法は、そのご、成立して日本のネット環境に根を下ろしたが、それが現在どのような影響を与えているか、良く分からない。あのころのはてはのよい所は、あのころ論争があったり、ネット上で色々騒がしかったりした現象の今を調べる契機になることです。たとえば、青少年ネット規制法は、青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律として成立し、、青少年インターネット環境整備推進課長会議では、しっかり警察庁の課長が入っていました。

インターネットには今現在しかない。

インターネットは今現在しかないではないか。一瞬で広がり、すぐ風化する。最近良くそのように考えます。twitterやはてなブックマークの流行で、そのようなことを考えました。 図示するとしたの図の洋になります。

internet.png

ネット上の話題は、twitter,facebook,はてなブックマーク等を通して、すばやく広がり、そして一ヶ月もすると人の興味を引かなくなります。たとえば、あのころのはてなで、一ヶ月前の記事を読んで見てください。2012/04/30のはてなホットエントリー。まったく今のはてなホットエントリーと様相が違う記事が載っていると思います。インターネットなので過去の記事も残っていますが、それにたどり着く手段は、検索で偶然引っかかるくらいしかありません。

一方、紙の世界、新聞、雑誌の世界は、徐々に話題が下火になります。図示すると下の図のようになります。

paper.png

新聞が追わなくなった後、週刊誌、月刊誌がその話題を取り上げます。しかも週刊誌も月刊誌も、速報性では新聞にかなわないので、別の視点や背景を深く掘り下げた記事になります。それは、新聞・雑誌の記者が、インターネットの記者より優れていると言う話ではなく、単に物理的に早く出せないと言う理由により、仕方なく背景を丁寧に掘り下げるとか、別視点の記事を書くと言った手法を取り入れたのです。

紙メディアの物理的に早く出せないと言う特性が、結果的に言論の多様性を担保していたのではないかと思います。

アーキテクチャーとして、過去を振り返る。

私は本当はこの機能をはてなに作って欲しいと思っていました。簡単に数ヶ月前の記事にたどりつけたり、一年前の今日のホットエントリーを、すぐアクセスできる場所に出してくれたら良いのにと思ってました。

インターネットには今しかないのだから敢えて過去のホットエントリーを見せる仕掛けを考えて欲しいと思っています。

Category: [Geek文化][コンテンツ] - 01:23:10

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Last-modified: 2015-02-01 (日) 14:38:24 (3373d)