#blog2navi() シュヴァルの理想宮とCGM †コミケで感じたCGMの面白さ †先日コミケを見に行った。出品者も参加者もみな良い顔をしていた。コミケに行くたびに、やはりCGMは面白いなと感じる。CGMとは、(Consumer Generated Media)の略称で、プロではなくアマチュアのクリエイターが、自分の作りたい物を作って販売して行くモデルのことだ。同人活動と言った方が理解しやすいのかも知れない。 シュヴァルの理想宮 †コミケで出品される作品を見ながら、ふと、シュヴァルの理想宮を思い出した。 wikipediaにシュヴァルの理想宮の項目がある。その項目を参考にしながら、彼がその宮殿を作った経緯をまとめよう。 彼曰く、1879年のある日ソロバン玉が重なったような形をした石につまずいたそうだ。その石にインスピレーションを得て、配達の途中にめぼしい石を見つけては、その石を自宅の庭先に積み上げると言う行為を重ねる。 専門知識を学んだプロから見れば、奇妙で突っ込みどころの多い建築だが、外観は極めて面白い。そしてさらに面白いのが別に彼は何か儲けたいがためにこの奇妙な建築物を作ったわけではないと言うことだ(それゆえに変人の所業と言われたわけであるが)。 変人の所業と創作 †コミケで売られる多くの同人誌もこの様な面白さを持ち合わせている。多くの同人誌を作るサークルは赤字だ。常人には理解できない奇妙な物をテーマにした同人誌もある。行旅死亡人をテーマにした同人誌とか。それらの同人誌には、訳の分からない情念が詰まっている。私はその表現やそれらを作った人そのものが面白いと感じる。冷静に考えれば同人誌を作ったからと言って儲かるわけでも多くの人から評価されるわけでもない。それでも彼らは作り続ける。 &blog2trackback();
#blog2navi() |