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製造業は、新人の仕事を読んで。

製造業は、新入社員の仕事と言うエントリーを読んだ。

まとめるとこんな感じの話しだ。

日本は、製造業で経済成長を成し遂げた。しばらくの間、製造業で、ライバルが現れなかったために、日本にとって製造業は、天性の才能だと思うようになった。しかし、本来製造業は新興国が得意な分野である。中国韓国インド等の新興国が製造業の分野で力をつけつつある。アメリカは、工業国から、情報通信や金融を基本的な産業にした。 日本は、ものづくりを大事にするがその場所はジリ貧ではないだろうか?日本は他の業種にシフトすべきである。

と言う話しだ。

実際に、日本の産業構造はどのように変わったかまとめてみた。

資料は、民間給与実態統計調査結果の長期時系列データの業種別給与所得者数・平均給与を利用した。

リンクはこちら。 http://www.nta.go.jp/kohyo/tokei/kokuzeicho/jikeiretsu/01_02.htm

調査まとめ

  • 昭和40年から50年には、製造業は多くの人を雇用できなくなっている。
  • 現実にはサービス業で多くの雇用が生み出されている。
  • そもそも他の産業にすでに移行している?

製造業の就業者数の推移

グラフの頭は、サービス業に合わせている。
化学、繊維工業は、昭和40年代くらいか人が増えていない。
金属機械はがんばって増やしたがそれでも、600万人がやまだったようだ。

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サービス業の就業者数の推移

一番就業者数が多い。高校の現代社会みたいだが
医療福祉その他サービス業が伸びている。 途中までサービス業の主役だっ小売飲食店業を追い抜いている。

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農業、建築業の就業者数の推移

頭は、サービス業に合わせている。
建築業は、しばらくがんばっていたが最近落ち気味。
農業は、昔から低位安定。

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おまけ、平均給与の60年

製造業年間平均給与の60年

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サービス業平均給与の60年

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農業、建築業の平均給与の60年

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全産業の平均給与の60年 -常勤、非常勤の60年

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全産業の平均給与と増加額の60年

昇給額では、昭和49年を中心に山がある。
その後、昭和64年くらいに山がある(たぶんバブルの時代)。

今の日本人の賃金は、昭和45年から昭和60年にかけて上昇し、その後あまりあがっていない。最近では下がることも多くなった。
失われた20年とは良く言ったものだ。

salary_incl.png

GDPの50年と全産業の平均給与と増加額の比較

ほぼGDPと連動している。

面白いのが、昭和40年代は、GDPの伸びより給与の伸びの方が大きいが、年を追うごとに小さくなっている。

近年、2005-2008は、GDPは伸びたのに給与に反映していない。

GDP_salary.png

GDPの資料は、 http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/kakuhou/kekka/h21_kaku/h21_kaku_top.htmlhttp://3rdworldman.jugem.jp/?eid=78 を使用した。単位系がこの二つできちんとあっているか微妙だけど。

Category: [] - 00:24:24

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Last-modified: 2015-02-01 (日) 14:38:24 (3364d)