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アルゴリズムを愛した人々

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電車に乗っていて隣のいちゃつくカップルを見ながら読書。
タイトルは、史上最大の発明アルゴリズム―現代社会を造りあげた根本原理(デイヴィッド バーリンスキ著)だ。
人間の計算能力・推論を、如何に記号、および記号操作によって機械的に表していくかという問題を論理学者/数学者(ライプニッツ、フレーゲ、ゲーデル、チャーチ、チューリング、エミル・ポスト)がどの様に発明していったかについて多分に文学的な修辞をもちいて書き記した書だ。
コンピュータの発明は、半導体などの自然物の発明ではない。著者はこう繰り返す。それでは何を発明したのか?推論や計算は、徹頭徹尾、機械的な操作で行い得るということを発見し、その手法(アルゴリズム)を発明した。
だから、コンピュータを構成する物質(真空管,水銀(メモリー用),トランジスタ,水など)が変わっても、有限個なステップによって、記号を操作していくアルゴリズムは、応用可能なのだ。

所々に、偉大なる数学者の逸話が載っていて楽しめた。チューリングの章とか、かなり涙腺に来た。
チューリングの自殺の話とか、ゲーデルの餓死の話をとか読むにつれ、神の寵愛を受けたとしか表現できない程の卓越した知性を持ちながら、人生において孤独を味わわなければならなかった人々と、目の前のいちゃつくカップルを見比べながら、幸せって何なのかしらって思ってしまった(それこそ計算不能ですが)。
これで、本書を読むのは2回目だが、本当に難しくて半分理解できているかどうかという所。

Category: [作品][読書] - 2005-06-02 04:34:19

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  • いちゃつきながらも、チューリングに泣ける感性をもつカップルが一番不幸せかもね。 -- yamak 2005-06-02 (木) 08:24:36
  • yamakどうも。想像すると不条理な不幸せさですね。 -- shiba00 2005-06-02 (木) 16:56:17

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Last-modified: 2015-02-01 (日) 14:38:24 (1045d)