書評
今まで哲学では決して扱われることのなかったオナニズムというものをフーコーの権力論などを議論のとっかかりにして論じていく、ある意味とてつもなく挑戦的な書物です。まあ哲学界がこのような人間を相手にしないのは言わずもがなですが(と言うか露骨に馬鹿にするのですが)、それでも哲学界に挑戦を続ける彼の姿が、ドンキホーテよろしく魅力的です。(あーあ、全然書評になりませんでしたね。)