書評
おたく論を扱った蔵書そのものが結構少ないですが、その少ない中でもきわめて一方的な視点やそもそもおたくをよく調べてなくて書いたような記述の本をよく見かけます。本書はそのようなお寒いおたく論業界(そんな業界あるんかい)にあって、きちんとおたくというものに光を当てて書いている本だといえます。特に今までほとんど無視されていた女の子のおたくについてきちんと書いています。