[[書評]]
|書名|狂気と王権|第一章|オカルティズムと宮廷人|
|著者|井上章一|第二章|虎ノ門のテロリスト|
|出版社|紀ノ国屋書店|第三章|石と煙突のファナティケル|
|||第四章|フレーム・アップができるまで|
|||第五章|ニコライをおそったもの|
|||第六章|相馬事件というスキャンダル|
|||第七章|マッカーサーに語ったこと|
|||第八章|皇位簒奪というイリュージョン|
|||第九章|ルードウィヒの王国から|
|||第十章|ノイシュバンシュタインの物語|
狂気と王権という共に市民社会からはみ出したもの(異人by赤坂)について書かれている。狂気という存在をどうやって社会から切り離していくかの過程も述べられている。医学法学のなどの高度に専門化された知識がいかにして権力と対峙しまた利用されてきたかについて論じている。医学も法学もその高度な専門性故まつりごとから自由にはなれない。~
昔、友達が今の医療だったら人のクローンは作れる。だから、使用に際しては国民で議論して欲しいと言っていたが多分国民では議論できないだろう。残酷だが医者の自己判断に任せるしかない。より、正確に言うなら、未だかって国民で議論しろと言って議論などしたためしがない。単なる医者や学者の責任転嫁の声に聞こえる。

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